横浜シーサイドライン営業時間外に試運転 金沢八景駅の複線化に向け



横浜シーサイドラインは8月20日から、金沢シーサイドラインの終点・金沢八景駅(横浜市の複線化に向けた列車の試運転を8月21日から実施すると発表した。

金沢八景駅の複線化に向けた試運転が行われるシーサイドライン。【撮影:草町義和】

試運転は終列車後から初列車前までの営業時間外に行われる。期間は来年2021年3月末までの予定。

シーサイドラインは、JR根岸線の新杉田駅と京浜急行電鉄(京急電鉄)本線の金沢八景駅を結ぶ、全長10.8kmの路線。1989年に開業したが、シーサイドラインの金沢八景駅は、京急本線の同名駅から約150m離れた場所に設けられた。

昨年2019年3月31日、シーサイドラインの金沢八景駅が京急駅に隣接する現在地に移転し、単線で暫定開業。引き続き複線化に向けた工事が進められている。当初は2019年度中に複線化される計画だったが、同年6月に新杉田駅で発生した逆走事故への対応が優先され、複線化は延期されていた。

金沢八景駅のホーム。現在は単線で写真奥のほうの軌道のみ使われており、手前の軌道は未使用。【撮影:草町義和】