大井川鐵道の井川線、再開初日は一部バス代行に変更 落石防護網の設置工事で



大井川鐵道(静岡県)は6月20日から通常運転を再開する予定だった井川線(南アルプスあぷとライン)について、6月20日は急きょ一部の区間でバスによる代行輸送を行うことにした。

大井川鐵道井川線の井川駅。【撮影:草町義和】

井川線は千頭~井川間を結ぶ観光路線。新型コロナウイルスの影響で全面的に運休しているが、6月20日から所定ダイヤで再開する予定だった。

大井川鐵道によると、途中の川根両国~沢間間で落石防護網を設置するための工事を行うことになったため、6月20日は千頭~奥泉間でバスによる代行輸送を実施。奥泉~井川間は列車による通常運転を行う。翌6月21日からは、井川線の千頭~井川間全線で列車による通常運転を予定している。

金谷~千頭間を結ぶ大井川本線は、普通列車がすでに所定ダイヤの運転に戻っている。SL列車「かわね路」は6月20日から運転を再開する予定だ。