成田・仁川の空港アクセス列車「日韓割引切符」京成電鉄と韓国空港鉄道が連携



京成電鉄と空港鉄道(韓国)は7月28日、「スカイライナー&ソウル アクセスチケット」を発売することで合意したと発表した。京成の成田空港アクセス特急「スカイライナー」と、仁川(インチョン)空港~ソウル市内を結ぶ空港鉄道の「直通列車」をセットにした割引切符。

空港鉄道の列車(左)と京成「スカイライナー」(右)。【画像:空港鉄道】

京成上野・日暮里~空港第2ビル・成田空港の片道1乗車分と、ソウル駅~仁川空港第1ターミナル・第2ターミナルの片道1乗車分をセット。発売額は大人2910円・子供1850円で、所定の運賃・料金より大人で610円、子供で390円の割引になる。旅行代理店などで販売される。空港鉄道は8月4日から発売するとしている。

空港鉄道の「直通列車」。【画像:京成電鉄・空港鉄道】
京成電鉄の特急「スカイライナー」。【撮影:草町義和】

京成電鉄と空港鉄道は2014年、広告宣伝や旅客誘致などでの協力に向け協議合意書を締結。これまで共同キャンペーンの実施や両社の企画乗車券の相互販売などを行ってきた。

ソウル市内とインチョン空港を結ぶ鉄道は2007年から2018年にかけ開業。距離は63.8kmで14駅が設けられている。ソウル駅・インチョン空港第1ターミナル・インチョン空港第2ターミナルの3駅のみ停車する「直通列車」と、各駅停車の「一般列車」が運行されている。

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