真岡鉄道のSL列車「ディーゼル機関車の不具合」で全面運休を前倒し



真岡鉄道は1月19日、真岡線(茨城県・栃木県)のSL列車「SLもおか」の運行を休止すると発表した。ディーゼル機関車の不具合が原因。来年度2026年度は検査のため全面的に運休することが計画されているが、実質的に全面運休を前倒しする形になった。

真岡鉄道のSL列車「SLもおか」。【画像:真岡鉄道】

「SLもおか」はC12形蒸気機関車の66号機と50系客車3両で構成される。ただし下館駅に機関車を付け直すための線路がないため、車両基地がある真岡駅から下館駅への回送ではディーゼル機関車のDE10形1535号機が牽引する。本年度2025年度(2026年1月以降)は1月10・11日と2月14・28日、3月7・14・21・22日の運行が計画されていたが、1月10・11日はDE10 1535の不具合で運休していた。

真岡鉄道によると、DE10 1535は3軸台車の一部部品と車体が接触している状態。昨年2025年12月に協力会社が点検したところ「このまま運行することは非常に危険」との報告があり、「SLもおか」の運行を中止することにしたという。運休期間は2027年3月末までの予定。

「SLもおか」の回送列車を牽引するDE10 1535。【画像:ちゃんこちゃんこ/写真AC】
3軸台車の正常な状態と今回の状態。【画像:真岡鉄道】
台車の一部部品が車体に接触した状態(赤丸)。【画像:真岡鉄道】

真岡鉄道は昨年2025年11月、「SLもおか」車両の法定検査のため2026年度は全面的に運休すると発表。C12 66と50系は法定検査で最も大がかりな全般検査を行い、DE10 1535も全般検査に次いで大がかりな重要部検査を実施することになっていた。真岡鉄道はDE10 1535の不具合を重要部検査で修繕する考え。「2027年度の運転には万全の状態で運転できるよう努めてまいります」としている。

《関連記事》
真岡鉄道のSL列車「2026年度は運休」蒸気機関車の検査や不具合修繕で
真岡鉄道SL「運行日削減」製造から92年、朝ドラ『すずらん』登場の牽引機に不具合
真岡鉄道真岡線の延伸:茂木~モビリティリゾートもてぎ(未来鉄道データベース)