真岡鉄道のSL列車「2026年度は運休」蒸気機関車の検査や不具合修繕で



真岡鉄道は11月10日、SL列車「SLもおか」を来年度2026年度は運休すると発表した。この列車を牽引するC12形蒸気機関車66号機などについて、大がかりな法定検査と修繕を実施するため。

真岡鉄道の「SLもおか」。【画像:Hrc_hiro/写真AC】

C12 66は法定検査のうち全般検査を実施。「SLもおか」の50系客車と回送列車牽引用のDE10形ディーゼル機関車1535号機も重要部検査と全般検査を実施し、2026年度は運用できない状態になる。運休期間は2026年4月から2027年3月末までの予定だが、真岡鉄道は全般検査の状況によって運休期間が前後する場合があるとしている。

鉄道車両の法定検査は「状態・機能検査」「重要部検査」「全般検査」などがある。このうち全般検査が最も大がかりな検査で、車両の部品をすべて取り外して検査する。重要部検査も走行関係の装置など部分的に取り外して検査を行う。

「SLもおか」はC12 66が50系を牽引する(2008年)。【撮影:草町義和】

C12 66は昨年2024年12月以降、さまざまな不具合が発生。今年2025年6月にはピストンリングの損傷が確認された。このため本年度2025年度は運行日を減らしている。

真岡鉄道によると、今回の全般検査でピストンリングの修繕を実施するという。同社は「2027年度の運転には万全の状態で運転ができるよう、協力会社様と調整、修繕を実施します」としている。

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