開業から19年の芝山鉄道「40周年」の記念切符を発売 成田空港に連絡するミニ路線



「芝山鉄道設立40周年記念乗車券」のイメージ。【画像:芝山鉄道】

成田空港と同空港の南側を結ぶ鉄道路線を運営している芝山鉄道は5月1日、記念切符「芝山鉄道設立40周年記念乗車券」を発売する。

東成田→芝山千代田と芝山千代田→東成田の片道乗車券2枚をセットにしたもので、発売額は400円。かつて京成電鉄から借り入れ、塗装を芝山鉄道独自のものに塗り替えた3600形電車の写真などをデザインした。発売期間は5月1日から7月30日までの予定だが、1000枚限定で売り切れ次第販売を終了する。初日の5月1日は9時から販売開始になる。発売場所は芝山千代田駅。ネットショップ「きっぷと鉄こもの」でも販売する。

芝山鉄道は40年前の1981年5月1日に設立。成田空港の建設で周辺地域の交通が分断されることに伴う地元補償として京成線の成田空港駅(現在の東成田駅)から芝山方面に延びる新線が計画され、新線を運営する第三セクターとして設立された。

用地買収の難航などから着工が大幅に遅れ、19年前の2002年10月27日に東成田~芝山千代田間の2.2kmが開業した。普通鉄道の第1種鉄道事業者としては営業路線の距離が日本一短いが、京成線との直通運転を行っている。芝山千代田駅からさらに九十九里海岸方面へ延伸する構想はあるが、具体化していない。