伊賀鉄道のICカード「2024年3月9日」から ICOCA導入、定期券にも対応



三重県伊賀市・伊賀鉄道・JR西日本の3者は2月6日、交通系ICカード「ICOCA」の伊賀鉄道でのサービス開始日を3月9日に決めたと発表した。定期券も対応し、他社線のICOCA定期券と一つにまとめることもできる。

伊賀鉄道の列車。【画像:とよとみ/写真AC】

ICOCAが導入されるのは伊賀鉄道が運営する伊賀線・伊賀上野~伊賀神戸の全区間。各駅の改札口にカードリーダーを設置する。ICOCAなど全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードで乗り降りできる。

定期券を搭載することも可能で、伊賀鉄道とJR西日本や近鉄のIC定期券を1枚のカードにまとめることもできる。ただしICカードの表面には伊賀鉄道の定期券情報は表示されない。JR西日本や近鉄のIC定期券を1枚にまとめた場合は各社の定期券情報のみ印字される。

ICOCAは定期券も含め、伊賀鉄道の上野市駅の窓口で発売。チャージは上野市駅窓口のほか近鉄やJR西日本などのICOCAエリアの券売機、コンビニエンスストアなどでも可能だ。

伊賀鉄道の各駅改札口に設置されるカードリーダー。【画像:伊賀市・伊賀鉄道・JR西日本】

初日の3月9日は上野市駅前で8時からICカード導入記念式が開催される予定。このほか、ICOCAキャラクター「カモノハシのイコちゃん」と伊賀鉄道キャラクター「ふくにん」を題材した絵を伊賀市内幼稚園の園児たちに描いてもらい、ギャラリー列車として運行する予定だ。

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