江ノ電「71年ぶり」運行間隔の変更で減便 3月ダイヤ改正、利用動向のほかにも理由が



江ノ島電鉄は1月18日、鉄道線(江ノ電)のダイヤ改正を3月18日に実施すると発表した。コロナ禍による利用動向の変化などを受け減便する。

路面区間を走る江ノ島電鉄の電車。【撮影:草町義和】

現在の運行間隔は早朝・深夜を除き12分。藤沢・鎌倉の両駅を毎時00・12・24・36・48分に発車する。ダイヤ改正後は減便して14分間隔に。運行本数は1時間あたり4~5分で時間ごとの発車時刻も不統一になる。また、駅の停車時間を見直して所要時間を長くする。現在の藤沢~鎌倉の所要時間は34分だが、37~38分になるとみられる。

江ノ島電鉄によると、コロナ禍による新しい生活スタイルや働き方の浸透で鉄道の利用シーンが変化。利用動向に合わせたダイヤに変える。また、江ノ電には道路上に線路を敷いた路面区間があり、道路の混雑による列車の遅れがたびたび発生。これに加えて単線運行のため列車が1本でも遅れるとすべての列車に波及し、定時運行に回復するまでに時間がかかる。駅の停車時間を見直すことで、遅延が発生した場合でも回復力のあるダイヤとし、安定輸送の確保を図るという。

1957年8月1日時点の江ノ島鎌倉観光電鉄(現在の江ノ島電鉄)の時刻表(赤枠)。早朝と21・22時以降を除き「12分毎」の運行となっている。【引用:日本国有鉄道監修『時刻表』1958年11月号、日本交通公社】

江ノ電は1952年のダイヤ改正で13分間隔から12分間隔に変更。運行間隔が変わるのは71年ぶりという。

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