大手私鉄16社も約3%増 年末年始の利用者



日本民営鉄道協会(民鉄協)は1月7日、大手私鉄16社の年末年始の輸送実績をまとめた。一部の日を除いて各社とも増加している。

大手私鉄16社も年末年始輸送は好調だった。写真は近鉄奈良線の列車。【撮影:草町義和】

2019年12月31日から今年2020年1月3日までの4日間、定期外旅客(定期券以外の利用者)の輸送人員は3536万8000人。前年に比べ3.4%増えた。地域別では関東9社が前年に比べ3.4増の2297万人で、関西5社も3.0%増の1049万4000人だった。

神奈川県内に路線を持つ京王電鉄・小田急電鉄・東急電鉄・京浜急行電鉄・相模鉄道の大手私鉄5社は「4日間を通して天候に恵まれたことや、9連休だったこともあり、鉄道を利用されるお客さまが増加したものと考えられます」としている。

JR旅客6社も年末年始の輸送は好調で、2019年12月27日から今年2020年1月5日まで10日間の特急・急行列車の輸送人員は前年に比べ2%の増加だった。