大井川鐵道「C11 312」復元状況の見学会 新駅隣接施設で展示の蒸気機関車



大井川鐵道は1月17日、新金谷駅(静岡県島田市)の構内で2月8・9日に開催するイベント「SLフェスタ in 新金谷」について、復元作業が進められているC11形蒸気機関車312号機の「復元状況展示会」を追加イベントとして行うと発表した。

復元作業中のC11 312。【画像:大井川鐵道】

開催時間は2月8・9日とも10時から16時まで。C11 312の現在の状況を見学することができる。展示場所は「SLフェスタ in 新金谷」の会場から約1.5km離れた構外側線になるため、新金谷駅と展示場所を結ぶ連絡バスが運行される。

C11 312は1946年製造。旧国鉄時代は福島県の会津地方で使われていた。1975年に廃車され、その後は三重県内のドライブインで展示されていたが、1988年に大井川鉄道(現在の大井川鐵道)が動かせる状態で復元。大井川本線のSL列車をけん引した。

2007年に営業運行を終了したが、新しい交流拠点施設「KADODE OOIGAWA」 (カドデ・オオイガワ) で今年2020年11月から展示することが決定。現在は大井川鐵道が復元作業を進めている。カドデ・オオイガワは新東名高速道路の島田金谷インターチェンジ付近に整備され、近くを通る大井川本線の線路(大井川本線・五和~神尾間)にも新駅が整備される。