東京メトロの再雇用制度「拡充」自己都合の退社でも条件付きで対象に



東京メトロは9月21日、再雇用制度の拡充を図ると発表した。10月から再雇用希望の登録を受け付ける。

東京メトロの中野車両基地。【撮影:草町義和】

東京メトロは育児・介護・配偶者の転勤などで退社せざるを得なかった人を対象に再雇用する制度を設けている。10月1日からは対象者の条件を緩和した「カムバック制度」を新設。従来の対象者に加え、東京メトロに3年以上勤務した実績があれば、転職などの自己都合で退社した人でも再雇用の対象とする。

再雇用を希望する人は10月1日に開設される特設ウェブサイトに登録する必要がある。登録期間は各年度の4月から9月までで、入社時期は原則として4月1日。ただし本年度2023年度の登録期間は10月1~31日とする。

東京メトロはカムバック制度の新設により「意欲ある退職者を広く再雇用していく機会を創出することで、多様な人財の活躍による組織の活性化、即戦力となる人財の確保を強化していきます」としている。

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