北陸本線の福井三セク「ハピラインふくい」スタート 「愛される鉄道会社」目指す



北陸新幹線の敦賀延伸にあわせ北陸本線の経営をJR西日本から引き継ぐ福井県の第三セクター準備会社は7月4日、社名を「ハピラインふくい」に変更した。

ハピラインふくいは社名変更にあわせSNSで写真を公開した。【画像:ハピラインふくい】

これに伴い同社はウェブサイトやメールアドレスのドメインも「hapi-line.co.jp」に変更した。ハピラインふくいは社名変更にあたり「安全で安定的な運行の確保につとめ、県民から愛される鉄道会社を目指してまいります」とコメントした。

ハピラインふくいの営業区間(青)。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

準備会社は2019年8月に設立。北陸新幹線・金沢~敦賀が延伸開業する2024年春、並行在来線となる北陸本線のうち福井県内の石川県境~敦賀(営業上は大聖寺~敦賀の84.3km)を引き継ぐ。今年2022年1月、同社などが申請していた鉄道事業再構築実施計画が認定され、第1種鉄道事業許可を受けたとみなされた。

設立時の社名は「福井県並行在来線準備」だったが、開業時の社名を2021年12月から今年2022年1月にかけ一般から募集。3月に福井市在住60代男性が応募した「ハピラインふくい」を採用することが決まっていた。

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