鉄道撮影の迷惑行為「生成AI」で解決? 相鉄とアドビが撮影・編集イベント



相鉄とアドビの2社は「楽しく撮り鉄!生成AIで鉄道写真をもっと簡単に!」と題したイベントを11月24日に開催する。駅のホームや車両基地での撮影・見学に加え、生成AI技術を搭載したデザインアプリを使って写真編集のワークショップを行う。

相鉄線を走る列車。【画像:草町義和】

開催時間は13時~17時30分ごろ。星川駅ホームやかしわ台乗務所・車両センターで写真撮影と見学を行う。星川駅からかしわ台駅までは臨時回送列車で移動する。写真編集のワークショップではアドビのデザインアプリ「Adobe Express」を使用。撮影した写真から不要と感じる物を取り除く編集を参加者に体験してもらう。

参加費は無料で募集人数は30人。申し込みは相鉄が設置した申し込みフォームで受け付ける。応募期間は11月10日23時59分までで、応募者多数の場合は抽選。

東急線を走る相鉄21000系。線路脇に設置された標識類や機器類で車体が一部隠れている。【撮影:草町義和】

列車の撮影では、撮影に支障する線路沿いの樹木や看板などを許可なく切ったり移動させたりするなどの迷惑行為が社会問題として報道されることが増えている。2社は写真に写り込んだ不要物を生成AI技術で取り除く編集を体験してもらうことで「周囲へ迷惑をかけずに安全に楽しく撮影する方法を啓発・提案する」としている。

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