西鉄天神大牟田線の新駅「桜並木駅」駅名決定、高架化から1年以上先に開業へ



西鉄は7月27日、天神大牟田線の雑餉隈~春日原に設ける新駅(福岡市博多区)について、名称を「桜並木(さくらなみき)」に決めたと発表した。2023年度後半の開業を予定している。

桜並木駅の外装デザイン。【画像:西鉄】

西鉄は昨年2021年12月に一般から駅名を募集し、3388人が応募。福岡市や地元代表者との意見交換会を経て決まった。西鉄によると新駅の南側には桜並木がある。「長年にわたり地域の皆さまが熱心に手入れを行ってきたことで、毎年春に美しい桜を咲かせております」といい、駅名には「今後まちのシンボルとして、地域の皆さまに末永く愛される駅になってほしいという想い」と込めたとしている。

桜並木駅は相対式ホーム2面2線の高架駅で、改札口2カ所とエレベーター4基、エスカレーター8基が設けられる。駅舎外装デザインは「在りし日の豊かな自然に想いをはせ、優しく芽吹く街のエントランス」をコンセプトとし、白をベースに若緑色のアクセントカラーを用いる。

8月に高架化される区間(赤)。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

この駅を含む雑餉隈駅付近~下大利駅付近は線路を高架化して踏切19カ所を解消する連続立体交差事業が進行中。今年2022年8月28日には高架線に切り替えられる。桜並木駅は高架化から1年以上先の2023年度後半に開業の予定だ。

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