西鉄天神大牟田線「雑餉隈新駅」名称を公募 高架駅舎のイメージ公開



西鉄と福岡市道路下水道局は11月19日、天神大牟田線・雑餉隈~春日原間に設ける新駅「雑餉隈新駅(仮称)」の高架駅舎の外装デザインイメージを発表した。駅名の一般公募を12月に実施する。

雑餉隈新駅のイメージ。【画像:西鉄・福岡市】

新駅のデザインコンセプトは「在りし日の豊かな自然に想いをはせ、優しく芽吹く街のエントランス」。新駅の整備で「新しい生活、賑わいが創り出されること」に期待を込め、「始まりを想起させる無垢な色」として白をイメージカラーとした。

このほか、「新しい文化、生活が植物のように芽吹き、育まれるようにという想い」から緑色を選び、さらに「緑色の中でも明るく新鮮な雰囲気を与えられる」として若緑色をアクセントカラーに選んだ。

駅名の募集期間は12月1~31日。西鉄のウェブサイトで受け付けるほか、郵送はがきでの応募も可能だ。西鉄・福岡市・地元代表による選考会を実施して西鉄が最終決定し、来年2022年夏頃に駅名を発表する予定。

天神大牟田線では雑餉隈・春日原・白木原・下大利の各駅を含む約5.2kmの区間で線路を高架化する連立立体交差事業(連立事業)が進行中。このうち雑餉隈駅と雑餉隈新駅を含む約1.86kmは事業主体が福岡市で、それ以外の約3.3kmは福岡県が事業主体だ。連立事業全体の各駅共通のデザインイメージとして「街のエントランスをつくる」という基本コンセプトが設定されている。

西鉄天神大牟田線で高架化の工事が行われている区間(赤)。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット編集部】

高架化は2022年8月の予定だが、雑餉隈新駅は高架化から1年以上先の2023年度後半に開業の予定だ。

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