SuicaやPASMO「無記名カードも発売再開」継続供給の見込み立つ



JR東日本・PASMO協議会・東京臨海高速鉄道の3者は2月18日、無記名式の交通系ICカードの発売を再開すると発表した。

発売が再開される無記名Suica。【撮影:鉄道プレスネット】

発売を再開するのは、全国交通系ICカード「Suica」「りんかいSuica」「PASMO」の無記名カード。いずれも3月1日に発売を再開する。3者は「カード調達の計画が固まり今後も継続して供給できる見込みがたった」としている。

これらのカードと東京モノレールの全国交通系ICカード「モノレールSuica」は世界的な半導体不足の影響を受け、2023年6月から無記名カードの発売を中止。同年7月には記名式カードの発売を中止した。その後、半導体の供給回復を受け、モノレールSuicaを除き昨年2024年9月から記名式カードの発売を再開していた。

モノレールSuicaは発売を再開せず、今年2025年3月14日限りで取り扱いを終了することが決まっている。東京モノレールは3月15日以降、JR東日本のSuicaを発売する。発行済みのモノレールSuicaは引き続き利用できるが、モノレールSuica定期券は3月15日以降に継続購入する場合、ICカードをSuicaに変更して発売する。

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