「ぼくが考えたダイヤ」で走る臨時列車「アラカルトトレイン」中央本線・大糸線で運行



JR東日本の長野支社は12月15日、中央本線と大糸線で臨時快速「アラカルトトレイン」を運行する。9月に同支社が実施した企画の参加者が考えた臨時列車の運行計画を実際に実行する。

「アラカルトトレイン」で使われるHB-E300系。【画像:ちゃんこちゃんこ/写真AC】

車両は観光列車「リゾートビューふるさと」で使われているHB-E300系気動車の2両編成を使用する。全車指定席。各列車ごとに注目ポイントが設定されている。運行区間や運行時刻、停車駅、注目ポイントは次の通り。

●アラカルトトレイン中央(上り)
松本10時18分→みどり湖10時52分→上諏訪11時08分
・南松本駅のホームのない番線に停車
・塩尻大門(塩尻駅構内で現在は貨物ヤードとして使われている場所)への入駅

●アラカルトトレイン中央(下り)
上諏訪11時45分→辰野12時12分→村井12時50分→松本12時57分
・岡谷駅のホームのない番線に停車
・塩尻大門への入駅

●アラカルトトレイン大糸(下り)
松本13時46分→豊科14時05分→穂高14時11分→信濃大町14時44分
・「リゾートビューふるさと」の車両が初めて6番線から発車
・有明駅のホームのない番線に停車

●アラカルトトレイン大糸(上り)
信濃大町16時22分→穂高16時47分→豊科16時53分→一日市場16時58分→島内17時06分→北松本17時10分→松本17時14分
・一日市場駅では通常下り列車が停車する1番線に停車
・「リゾートビューふるさと」が通常停車しない島内駅と北松本駅に停車

長野支社は9月23日に「ダイヤ作成講座~臨時列車設定編~」を開催。参加者がJR社員の指導のもと、さまざまな設定条件メニューのなかから選択して今回運行する臨時列車のダイヤを作成した。

《関連記事》
JR東日本Suica、長野県内「エリア拡大」姨捨駅も導入、首都圏エリアとの関係は?
大糸線・南小谷~糸魚川「幅広い議論」JRと沿線関係者、3月から 輸送密度50人