JR東日本Suica、長野県内「エリア拡大」姨捨駅も導入、首都圏エリアとの関係は?



JR東日本の長野支社は6月20日、同社の交通系ICカード「Suica」について、長野県内で利用できる駅を拡大すると発表した。

Suicaの導入が決まった篠ノ井線の姨捨駅。【画像:Makiya_Watanabe/写真AC】

新たにSuicaが利用できるようになるのは合計23駅。篠ノ井線・信越本線の田沢~長野13駅と、大糸線の北松本~穂高10駅に導入される。日本三大車窓の一つとして知られるスイッチバック式の篠ノ井線・姨捨駅も導入の対象だ。これらの駅ではSuicaチャージ(入金)残額やSuica定期券でタッチ&ゴーによる乗車が可能になる。

新たにSuicaが導入される長野県内の23駅。松本駅は導入済み。【画像:JR東日本】

長野県内のJR東日本線は、中央本線・篠ノ井線の信濃境~松本の各駅(辰野経由のルートを除く)がSuicaの首都圏エリアとして導入済み。今回発表された23駅は、松本駅から首都圏エリアを拡大する形で導入される。長野~新宿(中央本線経由)や穂高~西船橋など、同じ首都圏エリアならSuicaで乗車できる。

サービス開始時期は2025年春以降の予定。JR東日本はサービス開始日やSuicaを購入できる駅などの詳細について、決まり次第案内するとしている。

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