羽越本線「再開日」決定 大雨で道床流出、当初見込みより早まる 代行バスも運行



JR東日本の新潟支社は9月27日、大雨の影響で運転を見合わせている羽越本線の村上~間島について、10月7日から運転を再開すると発表した。現在は運行していない代行バスも再開まで運行することが決まった。

《続報記事》
羽越本線の運転再開「さらに前倒し」まず普通列車と貨物列車、続いて特急「いなほ」も(2024年10月4日)

羽越本線・村上~間島の復旧工事の様子(2024年9月27日)。【画像:JR東日本】

羽越本線は9月21日からの新潟県下越地方を中心とした大雨の影響を受け、村上~間島で道床流出の被害が発生。同区間で普通列車の運転を見合わせているほか、特急「いなほ」と快速「海里」は新潟~酒田で運休している。

新潟支社は9月23日時点で復旧までおおむね3週間(10月14日ごろ)かかる見込みとしていたが、それより1週間早い10月7日の始発から特急列車を含むすべての列車の運転を再開する予定。「いなほ」「海里」の指定席は9月30日14時から販売を再開する。新潟支社は「昼夜を問わず復旧作業を行っています」としている。

特急「いなほ」なども2024年10月7日の始発から全区間で運転を再開する。【撮影:草町義和】

代行バスは9月30日に運行を開始し、10月6日まで運行する。本数は下りが村上発10~18時台に5本、上りは間島発7~18時台に4本。

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