羽越本線の運転再開「さらに前倒し」まず普通列車と貨物列車、続いて特急「いなほ」も



JR東日本の新潟支社は10月3日、水害で運休中の羽越本線・村上~間島について、10月5日の夜に運転を再開すると発表した。再開時期がさらに前倒しされる。

復旧工事が進む羽越本線の村上~間島。【画像:JR東日本】

村上~間島は9月21日からの新潟県下越地方を中心とした大雨の影響で線路の道床流出が発生。普通列車が同区間で運休していて同区間で代行バスが運行されているほか、特急「いなほ」と快速「海里」が新潟~酒田で運休している。

10月5日は代行バスを前日と同じダイヤで運行するが、普通列車も酒田17時32分発の上り新津行きと新津20時39分発の下り鼠ケ関行きから運転を再開する。10月6日からは特急「いなほ」も運転を再開。快速「海里」は10月11日から運転する。

羽越本線の貨物列車を運行しているJR貨物は、迂回運転やトラック・船舶による代行輸送を実施している。同社によると貨物列車の運転再開も早まり、10月5日午後以降、順次再開の予定という。

特急「いなほ」は10月6日から再開する。【画像:すぅ~/写真AC】
快速「海里」は10月11日から運転される。【撮影:草町義和】
JR貨物が実施した船舶による代行輸送。【画像:JR貨物】

新潟支社は9月23日の時点で復旧には3週間かかるとし、再開時期は10月中旬がみられていた。9月27日の時点では1週間ほど前倒しして10月7日から運転を再開するとし、今回の発表でさらに前倒しされた。同支社は「昼夜を問わず復旧作業を行っていますが、復旧作業が予定より早く進んでいることから、運転再開日を当初より前倒しします」としている。

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