185系で「関東の貨物線」巡るツアー 尻手短絡線や高島線を走行、記念ヘッドマークも



JR東日本の横浜支社とJR東日本びゅうツーリズム&セールスは4月21日、「鉄道開業150年記念 185系で行く貨物線の旅」と題した旅行商品を発売すると発表した。定期列車での運用を終了した国鉄特急型185系の6両編成に乗り、通常は旅客列車が運行されていない関東の貨物線を巡る。

特急「踊り子」で定期運用されていた頃の185系。【撮影:草町義和】

実施日は6月4・5日で両日とも日帰り。行程は次の通り。

●6月4日
横浜9時59分頃発→鶴見→(東海道貨物線)→新鶴見信号場→(尻手短絡線)→尻手→川崎新町→(東海道貨物支線)→浜川崎→(東海道貨物支線)→鶴見→(高島線)→桜木町→大船→(東海道貨物線)→小田原→根府川→小田原→(東海道貨物線)→茅ケ崎→横浜14時34分頃着

●6月5日
横浜10時44分頃発→茅ケ崎→(東海道貨物線)→小田原→根府川→小田原→(東海道貨物線)→大船→桜木町→(高島線)→鶴見→(東海道貨物支線)→浜川崎→(東海道貨物支線)→川崎新町→尻手→(尻手短絡線)→新鶴見信号場→(東海道貨物線)→鶴見→横浜15時26頃着

6月4日の行程。【画像:JR東日本・JR東日本びゅうツーリズム&セールス】
6月5日の行程。【画像:JR東日本・JR東日本びゅうツーリズム&セールス】

いずれも根府川駅(約40分程度停車)と茅ケ崎駅(約10分程度停車)で駅のホームに降りることが可能。それ以外の駅ではホームに降りることはできない。

列車は鉄道開業150周年の記念ヘッドマークを取り付けて運行。車内では鉄道開業当時の制服を再現した「レトロ調制服」を着用したスタッフがもてなす。鉄道の歴史にまつわる車内放送を行うほか、1888年に創業した元祖東海道の駅弁「東華軒」の記念弁当も楽しめる。鉄道と同じ創業150年を迎える湘南唯一の蔵元「熊澤酒造」とのオリジナルコラボグッズをプレゼントする。

旅行代金は大人1万5000円・子供1万4000円で、募集人員は各日150人。申込みは4月27日14時からJR東日本びゅうツーリズム&セールスのウェブサイト『日本の旅、鉄道の旅』で受け付ける。

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