静岡鉄道1000形電車のうち第1011編成(1011+1511)の運行が7月16日限りで終了する。当日は長沼車庫で引退記念のイベントも行われる。
第1011編成は7月1日から引退記念ヘッドマークを掲出して運行中。7月16日までの運行計画は静岡鉄道のウェブサイトで公表されている。最終日となる7月16日の運行計画は次の通り。
長沼15時03分発→新清水行き
新清水15時32分発→新静岡行き
新静岡16時08分発→柚木行き
7月16日の13時~14時30分には長沼車庫で「ありがとう1011号ラストランイベント」が開催される。第1011編成と2月に運用を終了した第1012編成を展示。「ありがとう1011号グッズ」(コースター・下敷き・トートバッグ)や「1000形50周年記念グッズ」(コースター・キーホルダー)などの販売も行われる。
1000形は1972年から1985年にかけ24両(2両編成12本)が導入された静岡鉄道の電車。当時の地方私鉄としては珍しいオールステンレス車体を採用した。第1011号編成は1984年に導入されている。
老朽化のため2016年から新型車両のA3000形電車への更新が順次進められてきた。第1011編成が引退すると、1000形で残るのは第1008編成の1本だけになる。引退した編成のうち第1009編成が熊本電鉄、第1010編成がえちぜん鉄道にそれぞれ譲渡されており、第1012編成も今年2023年8月には熊本電鉄に渡る予定だ。
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