相鉄モヤ700系、いずみ野駅で撮影は「最後」? 「幸せの黄色い電車」展示イベント



相鉄は11月19日、いずみ野駅(横浜市泉区)で「幸せの黄色い電車 モヤ700系展示会」と題したイベントを開催する。

事業用車のモヤ700系。【画像:相鉄】

いずみ野駅の1番線を会場にして事業用車両のモヤ700系を展示し、外観や車内の一部を公開する。10時30分~15時の時間帯で14回に分けて実施。参加は抽選・事前申込制で1回につき18人、合計252人を募集する。申込みは相鉄の「LINE」公式アカウントで受け付ける。参加に際しては当日有効の「相鉄・鉄道全線1日乗車券」(大人740円・子供260円)が必要だ。

いずみ野駅の南口駅前広場でも「鉄道中古品販売会 in いずみ野」「イベント限定特典付き硬券入場券販売」が11月19日の10時30分~14時30分に実施される。中古品販売会の10時30分~11時50分は相鉄「LINE」公式アカウントで参加を受け付ける抽選・事前申込制。それ以外は予約など不要で誰でも参加できる。

モヤ700系は新型車両を車両基地まで輸送する際の牽引車としても使われる。【画像:相鉄】
モヤ700系は2両編成2本の合計4両が運用されている。【撮影:草町義和】

モヤ700系は架線測定や工場から運ばれてきた新型車両の輸送、かしわ台車両センター内での車両の入替などに使用されている事業用車両。7000系電車4両を改造して2両編成2本に組み替えた。車体塗装は事業用車での採用が多い黄色がベース。営業列車には使われておらず、通常は乗ることができない。運転日時も公表されていないため、見られる機会も少ない。

相鉄によると、いずみ野駅は本年度2022年度中にホームドアが設置される予定。ホームドアがない状態で車両を撮影できる最後の車両展示イベントになるという。

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