JR九州・西日本シティ銀行・LINE Fukuoka(ライン福岡)の3社は2月25日、九州新幹線で走らせる特別列車「流れ星新幹線」の詳細を発表した。3月14日夜に運転する。
車内に照明機材を設置し、進行方向左側(海側)の窓から光が漏れ出るようにする。これにより、外から見ると流れ星のように光を放ちながら通り抜けていく姿を演出。九州新幹線の鹿児島中央駅から博多駅まで走らせる。運転予定時刻は次の通り。
鹿児島中央(停車):18時35分発
川内(通過):18時45分
出水(通過):18時57分
新水俣(通過):19時06分
新八代(通過):19時17分
熊本(停車):19時32分発
新玉名(停車):19時47分発
新大牟田(通過):19時52分
筑後船小屋(停車):20時11分発
久留米(通過):20時16分
新鳥栖(停車):20時40分発
博多(停車):20時54分着
明るい場所では流れ星の演出が見えにくいため、JR九州は安全確保を求めつつ「周囲も含めて暗い場所」「防音壁の低い場所」「進行方向の左側」から見物することを推奨している。また、筑後広域公園多目的広場(福岡県筑後市、JR筑後船小屋駅から徒歩7分)で3月14日の18時~20時20分(17時開場)、「流れ星新幹線」の見物イベントを行う。入場は無料だが事前の参加申込みが必要だ。このほか、JR九州のYouTube(ユーチューブ)公式チャンネルでもライブ中継を行う。
列車は800系新幹線電車のラッピング車を使用。事前に全国から募集した「願いごと」8350点のなかから3社を777点を選出し、車内外を「願いごと」の文言や流れ星をイメージしたイラストで装飾する。これとは別に、アイドルグループ「HKT48」のメンバー全員の願い事も車内ポスターで掲出する。ラッピング車は3月15日以降も「輝け!みんなの九州号」として5月28日まで運転される予定だ。
「流れ星新幹線」は3社の共同企画「輝け!みんなの九州プロジェクト」の一環。「コロナ禍の九州に希望の光を灯し、明るい未来を自分たちの手で築いていく」ことを企画のコンセプトとして掲げている。