富士急行は2月25日、ダイヤ改正を3月14日に実施すると発表した。下吉田駅にすべての特急列車が停車するようになるほか、列車の種別を見直す。
下吉田駅への特急停車は、下吉田地域の活性化を目的としたもの。同駅の近くには、富士山と五重塔を望むことができる新倉山浅間公園があり、JR線から直通する特急「富士回遊」に乗れば、東京方面から乗り換えなしで新倉山浅間公園にアクセスできるという。
下吉田駅への特急停車に伴い、新たに同駅発着の自由席特急料金を設定。大月~下吉田間は400円、下吉田~富士山間は200円になる。また、このダイヤ改正にあわせて下吉田駅に副駅名「新倉山浅間公園」を設定する。
また、特急「富士回遊」を増発し、毎日3往復の運転に。土曜・休日はさらに1往復増えて4往復になる。
このほか、富士急行線内の列車の種別は普通列車と特急列車の二つに集約し、快速列車を廃止する。観光列車の「富士登山電車」は普通列車に併結する形での運行に変わる。