JR貨物は12月18日、来年2021年3月13日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。宅配便を中心とした積合せ貨物は、新しい生活様式の浸透に伴うeコマース需要の高まりなどで利用が増加しているとし、これに対応した積合せ貨物輸送のコンテナ列車を増発する。
増発するのは安治川口~盛岡貨物ターミナル間と名古屋貨物ターミナル~福岡貨物ターミナル間、東京貨物ターミナル~東福山間。安治川口~盛岡貨物ターミナル間。安治川口~盛岡貨物ターミナル間は専用列車で、それ以外は一部専用列車になる。
ほかにも荷主の要望が多い地域間のコンテナ輸送力を増強。姫路貨物→福岡貨物ターミナル間と姫路貨物→名古屋貨物ターミナル間、東青森~札幌貨物ターミナル間で、それぞれコンテナ5個を増強する。また、広島貨物ターミナル駅で31フィート大型コンテナの取り扱い戸数を拡大する。
このほか、東京貨物ターミナル~名古屋貨物ターミナル間を走っている夜行の貨物列車1往復を昼行に変更する。
ダイヤ改正に伴う車両の新製は計18両の計画。EF210形電気機関車を11両、HD300形ハイブリッド機関車を1両、DD200形電気式ディーゼル機関車を6両、それぞれ新製する。フォークリフトは99台を新製する。また、岐阜貨物ターミナル駅ではコンテナホームのリニューアルが3月に完成する予定だ。