仙台地下鉄東西線で「車内消灯」試験 回送列車への誤乗防止を狙う



仙台市交通局は12月7日から、仙台市営地下鉄の東西線で列車の車内の消灯を試験的に実施する。客が回送列車に誤って乗車することを防ぐ。

仙台市営地下鉄の東西線。【撮影:草町義和】

東西線の終点・荒井駅の1番線に到着した列車で実施。到着後に運転士が客の降車完了を確認したのち、回送列車であることと車内照明を消灯することを車内放送で案内し、消灯する。その後、少し間を置いてからドアを閉める。一部の列車では実施しない場合がある。

荒井駅は東西線の東側の終点駅。ホームは1面2線で西側終点の八木山動物公園方面に向かう営業列車は2番線から発車する。1番線は車両基地につながっている降車専用ホームで、ここを発車する列車は基本的にすべて回送列車になる。

車内消灯のイメージ。【画像:仙台市交通局】

交通局は車内消灯の試験的な実施について「客室を消灯することで、営業列車ではないことを分かりやすくするとともに、お客様が間違って回送列車に乗車することを防止するため」としている。試験期間は12月7日から来年2023年2月28日まで。これ以降の実施は未定だ。

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