関空特急「はるか」9月から昼間全面運休 「サンダーバード」なども減便



JR西日本は9月1日から、在来線特急と北陸新幹線を減便する。新型コロナウイルスの影響で利用者が減少していることに伴うもの。運休する列車の切符をすでに購入済みの場合、無手数料で変更か払い戻しできる。

JR西日本の関西空港アクセス特急「はるか」。【撮影:草町義和】

関西国際空港(関空)アクセス特急「はるか」は所定ダイヤで1日60本の運転だが、4月24日以降は32本に減便されている。これに加えて9月1日以降、京都発「19・23・27・31・35・39・43号」と関西空港発「16・20・24・28・32・36・40号」の合計14本が運休して1日18本に。昼間の「はるか」は全面的に運休し、おおむね6~9時台と18~20時台のみの運転になる。

このほか、大阪~金沢間の「サンダ-バード」は上下計4本が運休し、1日あたり46本に。新大阪~城崎温泉間の「こうのとり」も上下計2本が運休し、26本になる。北陸新幹線では、土曜・休日のみ富山発→金沢行きの「つるぎ」1本が運休する。

新型コロナウイルスの感染拡大により国際間の移動に大きな制限が加えられたため、国際空港へのアクセス列車の利用者が大幅に減少している。JR東日本の成田国際空港アクセス特急「成田エクスプレス」の場合、今年2020年のお盆期間の利用者数は4000人で、前年同期のわずか4%。関空アクセス特急「はるか」もお盆期間の利用者数は前年比5%の5500人だった。