広島アストラムライン「ICOCA」発売へ 連絡定期券の導入も検討



アストラムラインを運営する広島高速交通は3月4日、JR西日本が展開している交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」のサービスを拡充すると発表した。2024年度に「ICOCA」カードと「ICOCA定期券」を発売する。

アストラムラインの列車。【撮影:草町義和】

広島高速交通とJR西日本がサービス拡充で合意した。「ICOCAカード」は大人用と子供用を発売。「ICOCA定期券」の券種は未定だが、連絡定期券も導入に向け検討する。それ以外の「ICOCA」サービスの拡充も図る。

アストラムラインでは2009年に広島地区のICカード「PASPY(パスピー)」が導入され、同時に「ICOCA」も利用可能に。2018年からは交通系ICカードの全国相互利用サービスにも対応した。広島高速交通は現在、「PASPY」のカード・定期券を販売しているが、「PASPY」自体は全国相互利用サービスに対応しておらず、JR線などで使うことはできない。

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