IGRいわて銀河鉄道「県北ラッピング車」運行 テーマは「二つの文化遺産」



IGRいわて銀鉄道は2月16日から「『漆』&『縄文』県北ラッピング車両」の運行を始めた。岩手県北部地域の二戸市・一戸町との共同企画。二つの文化遺産をテーマに車体を装飾した。

東側側面・八戸寄り前面は一戸町の御所野遺跡ロゴマークと二戸市の漆をイメージしたデザイン。【画像:IGRいわて銀河鉄道】

車両はIGR7000系の2両編成1本(IGR7000-3+IGR7001-3)。一つの編成に2種類の装飾を施した。東側側面・八戸寄り前面は一戸町の御所野遺跡のロゴマークと二戸市の漆をイメージ。西側側面・盛岡寄り前面は一戸町の御所野縄文公園と二戸市の漆林をイメージした。

運行区間や時刻表は当面のあいだ、IGRのウェブサイトで公開される。2月17日時点では2月28日までの時刻表が公開されている。

西側側面・盛岡寄り前面は一戸町の御所野縄文公園と二戸市の漆林をイメージしている。【画像:IGRいわて銀河鉄道】
ラッピング車のデザイン図。【画像:IGRいわて銀河鉄道】

二戸市の漆掻き技術は2020年、無形文化遺産に登録。翌2021年には一戸町の御所野遺跡が「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つとして世界文化遺産に登録された。IGRは二つの文化遺産をイメージしたラッピング車の運行で観光客の誘客促進やIGRの利用促進を図るとしている。

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