京成電鉄の高架下に初のレンタルオフィス 高架化された押上線の京成曳舟駅付近



京成電鉄の押上線・京成曳舟駅(東京都墨田区)付近の高架下に12月16日、レンタルオフィス・コワーキングスペース施設「BIZcircle×BIZcomfort 曳舟(ビズサークル・ビズコンフォート曳舟)」がオープンした。

京成押上線・京成曳舟駅付近の高架下に設けられたレンタルオフィス。【画像:京成電鉄】

24時間365日利用可能で、京成曳舟駅から徒歩4分の場所に設けられた。デザインコンセプトは「鉄道の高架下」という特色にちなんで「ニューヨークのサブウェイ」に。おもに黒と黄色を使って装飾し「標識のような明示性の高い色使い」(京成電鉄)という。

京成線の高架下の賃貸施設としてレンタルオフィスがオープンするのは、これが初めて。京成電鉄はフリーランスや副業人口、育児・介護世代などからの住職近接のニーズに対応するための施設と位置づけており、「個人事業主はもちろん、『働き方改革』等に取り組む企業のサテライトオフィスとしてもご利用いただけます」としている。

高架化された京成押上線の京成曳舟駅。【撮影:草町義和】
京成曳舟駅に進入する列車。【撮影:草町義和】

京成押上線は、押上~青砥間の5.7kmを結ぶ鉄道路線。このうち押上駅付近から京成曳舟駅を経て八広駅付近までの約1.5kmは1998年2月に連続立体交差事業による高架化の都市計画が決定し、2000年11月から事業に着手。2015年8月までに高架化が完了し、2017年3月には側道や昇降施設の整備完了に伴い事業が完了した。