IGR・青い森の盛岡~青森「直通快速」10月も運転 IGR車が青森駅に初乗り入れ



IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道の2社は8月19日、盛岡~青森を直通する臨時快速列車を10月に追加運転すると発表した。IGRの車両が営業運転では初めて青森駅に乗り入れる。

IGRいわて銀河鉄道の列車。【画像:KUZUHA/写真AC】

盛岡~青森の臨時快速は開業20周年を記念して7月から「青森・盛岡ライナー」として運転されている。これまで9月までの運行計画が発表されていた。10月はスポーツの日を含む8~10日の三連休に追加運転される。車両は青い森701系のセミクロスシート車2両編成で、時刻は青森8時25分→盛岡11時22分、盛岡17時55分→青森20時44分。

これとは別に、10月下旬の週末(22・23・29・30日)に下り臨時快速「あおもり」と上り臨時快速「もりおか」がIGR7000系の2両編成で運転される。IGRの車両が営業運転で青森駅まで乗り入れるのは、これが初めて。時刻は「あおもり」が盛岡9時04分→青森11時55分、「もりおか」が青森14時30分→盛岡17時22分になる。

いずれの列車も乗車券のみで乗車できるほか、「盛岡割引きっぷ」「青森割引きっぷ」「もりもりフリーパス」などの割引切符も使える。

IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道は東北新幹線・盛岡~八戸~新青森の延伸開業に伴い並行在来線(東北本線)の運営を引き継いだ第三セクター。20年前の2002年12月1日、東北新幹線の八戸延伸開業に伴い岩手県内の盛岡~目時をIGRが引き継ぎ、青森県内の目時~八戸は青い森が引き継いだ。2010年には東北新幹線が新青森駅まで全線開業し、青い森鉄道が八戸~青森の運営を引き継いでいる。

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