JR東日本「新幹線ホットコーヒー」車内販売、北陸・東北にも拡大



JR東日本とJR東日本サービスクリエーションの2社は10月5日、上越新幹線で実施しているホットコーヒーの試行販売について、販売を継続するとともに東北新幹線と北陸新幹線でも販売すると発表した。

北陸新幹線の列車。【撮影:草町義和】

北陸新幹線は10月7日から、東京~金沢「かがやき」「はくたか」の下り8本と上り5本で販売を開始。11月1日以降は下り16本と上り12本に増強される。東北新幹線は11月1日から「はやぶさ」のみ東京~盛岡・新青森の下り21本と上り22本で販売される。上越新幹線は引き続き東京~新潟の「とき」のみ下り14本と上り17本で販売される。販売価格は250円。

車内販売は近年、乗車前に飲食物を購入する客が増えて利用者が減少。JR東日本は2019年以降、新幹線や在来線特急の車内販売を順次縮小し、ホットコーヒーの販売も取りやめていた。

しかし今年2022年7月、利用者の要望を受け上越新幹線「とき」でホットコーヒーの試行販売を開始。2社は「お客さまよりご好評いただいている」として販売の継続と販売路線の拡大を決めた。

新幹線車内でのホットコーヒーの販売。【画像:JR東日本】

2社はほかの線区や列車への拡大も検討する方針。アイスクリームなど要望の多い商品も販売線区の拡大を今後検討するという。

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