盛岡~青森「直通快速」IGR・青い森20周年記念 200km走行、割引切符も



IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道の2社は6月16日、盛岡~青森を直通する臨時快速「青森・盛岡ライナー」を運転すると発表した。両社の開業・相互直通運転開始の20周年を記念するもの。

青い森鉄道の列車。【画像:さんまなぎなぎ/写真AC】

車両は青い森701系のセミクロスシート車(2両編成)を使用する予定。上りは青森8時25分→盛岡11時22分、下りは盛岡17時55分→青森20時44分の時刻で運行する。途中停車駅は滝沢・好摩・いわて沼宮内・一戸・二戸・三戸・八戸・三沢・野辺地・浅虫温泉・東青森・筒井。全体の運行距離は203.9kmで、所要時間は2時間50分前後に及ぶ。

運転日は7~9月の三連休(7月16~18日、9月17~19日、9月23~25日)だが、2社は10月も運転する予定で、詳細は8月下旬頃に案内するとしている。

このほか、7月から10月にかけ企画切符も発売。1日有効で片道タイプの「青森割引きっぷ」(盛岡→青森)と「盛岡割引きっぷ」(青森→盛岡)、連続する2日間有効で盛岡~青森のIGR・青い森全線を自由に乗り降りできる「もりもりフリーパス」が発売される。

発売額は「割引きっぷ」が各3500円で「もりもり」は5500円。IGR・青い森の有人駅(一部の有人駅除く)で販売されるほか、スマートフォンアプリ「RYDE PASS」でもキャッシュレスのデジタル乗車券として購入できる。

IGR・青い森は東北新幹線の並行在来線を引き継いだ第三セクター。20年前の2002年12月1日、東北新幹線・盛岡~八戸の延伸開業にあわせ、IGRが岩手県内の東北本線・盛岡~目時を引き継ぎ、青い森が青森県内の目時~八戸を引き継いだ。2010年には東北新幹線・東京~新青森の全線開業に伴い、青い森が東北本線・八戸~青森を引き継いでいる。

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