近鉄の団体列車「楽」リニューアル、8・9月に試乗会など 「榊莫山ロゴ」は変更か



近畿日本鉄道(近鉄)はこのほど、「リニューアル『楽(RAKU)号』有料試乗会&有料撮影会」と題したツアーを企画した。20000系電車「楽」のリニューアルを機に行われるツアー。試乗会は8月21日、撮影会は9月5日に行われる。

近鉄「楽」リニューアル後のイメージ。【画像:近鉄】

8月21日の試乗会は、大阪上本町9時38分発→近鉄名古屋12時23分着、近鉄名古屋14時34分発→大阪上本町17時32分着のダイヤで運転される「楽」の、どちらか一方に乗車。「楽」乗車前後の往路または復路は、一般の列車で各自移動する。旅行代金は大人1万520円・子供7400円。

9月5日の撮影会は、近鉄大阪線の青山町駅(三重県伊賀市)で開催。参加者は青山町駅まで一般の列車を使って往復する。旅行代金は近鉄名古屋発が大人1万1140円・子供9680円。大阪難波駅からは大人1万520円・子供9360円になる。

申し込みはいずれも近鉄のウェブサイトで受け付けている。

「楽」は1990年、修学旅行向けの20100系電車「あおぞら」の老朽化に伴い製造された、団体列車用の電車。客室は「あおぞら」が2階建てだったのに対し、「楽」は床を高くしたハイデッカーを採用した。車体側面の「楽」のロゴは、近鉄の提供番組「真珠の小箱」の題字や宝酒造の焼酎「よかいち」CMなどで知られる書家の榊莫山が制作した。

近鉄はリニューアルの詳細を明らかにしていない。現在公表されているリニューアル後のイメージによると、車体は赤みがかった塗装に変更し、星をちりばめたようなイラストなどで装飾。「楽」のロゴは従来のものとは異なる書体になっている。