叡山電鉄の鞍馬線、9月中に全線再開へ 水害による一部不通から1年2カ月ぶり



叡山電鉄の路線図。鞍馬線の市原~鞍馬間が1年前の水害で運休している。【画像:叡山電鉄】

叡山電鉄(京都市)は7月8日、運休中の鞍馬線・市原~鞍馬間について、9月中に運転を再開する見通しになったと発表した。1年2カ月ぶりに全線の運転を再開する。

昨年2020年7月7日から8日かけ降り続いた大雨の影響で、鞍馬線の貴船口駅付近で土砂崩れなどが発生。同駅を含む鞍馬線の市原~鞍馬間が運休しており、京都バスが運行する路線バスへの振替輸送が行われている。

叡山電鉄は今年2021年3月の発表で、今秋までをめどに再開すると発表していた。同社によると、鉄道施設の復旧に当たっている同社と治山事業を実施する京都府が復旧工程の検討を進めた結果、降雨や台風などによる支障がなく順調に工事が進めば、今年2021年9月中に運転を再開できるという。

《関連記事》
叡山電鉄が今秋までに全線再開へ 昨夏の土砂崩れで鞍馬線・市原~鞍馬間が不通
一畑電車「大雨」で全線見合わせ あす7月8日も終日運休に