銚子電鉄の駅に「JR西日本」開発の案内装置 遠隔操作で運行情報など表示



銚子電鉄(千葉県銚子市)は運行情報などを表示する案内装置「Scomm.」を一部の駅に導入する。銚子電鉄・JR西日本・JR西日本テクシアの3社が2月22日、発表した。

「Scomm.」が導入される銚子電鉄線の外川駅。【撮影:鉄道プレスネット(AT)】

銚子電鉄線の観音・本銚子・西海鹿島・海鹿島・君ヶ浜・外川の6駅に「Scomm.」を設置し、2月25日から使用開始する。時刻表や運行情報のほか、銚子市と連携して災害情報の発信も行う。

「Scomm.」はJR西日本グループのJR西日本テクシアが開発した、駅向けの簡易情報提供端末。無線通信を利用して遠隔操作できる。無線通信のため配線工事は不要。急な臨時列車の運行や運休の際も、現地に向かうことなく事務所から時刻表を配信できる。

JR西日本はオープンイノベーションの取り組みとして、全国の鉄道事業者間での技術・ノウハウの共有や課題解決などの共創活動を実施している。銚子電鉄への「Scomm.」の提供も、その一環だ。

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