JR武蔵小杉駅「綱島街道改札」使用開始へ 新しいアクセスルートも整備



川崎市とJR東日本横浜支社の2者は9月26日、武蔵小杉駅で工事を進めてきた新しい改札口の名称を「綱島街道改札」に決め、12月24日の7時から使用開始すると発表した。混雑の緩和などを目指す。

武蔵小杉駅の横須賀線ホーム。下りホーム(左)は2022年12月に使用開始した。【撮影:鉄道プレスネット】

綱島街道改札は横須賀線下りホームの北寄りに設置。改札コンコースのほか改札機、精算機、券売機、駅務室を設ける。営業時間は7時から23時まで。川崎市が工事を進めている新たなアクセスルート(歩道)も同時に使用を開始し、綱島街道改札と綱島街道を接続。東口駅前広場から綱島街道改札への歩行者同線を確保する。

綱島街道改札の外観イメージ。【画像:川崎市・JR東日本】
綱島街道改札の改札口のイメージ。【画像:川崎市・JR東日本】
綱島街道改札や新たなアクセスルートの位置。【画像:川崎市・JR東日本】

武蔵小杉駅はJR南武線と東急東横線にホームを設けていたが、横須賀線にも島式1面2線のホームが整備されて2010年に使用開始。2019年からは埼京線~相鉄線の直通列車も横須賀線ホームに乗り入れるようになった。

このため利用者が急速に増えて混雑が激しくなったことから、JR東日本は2020年から横須賀線ホームの増設工事に着手。さらに昨年2022年6月、川崎市とJR東日本は駅構内・駅周辺の歩行者の分散化による混雑緩和と南武線北側からのアクセス向上を図るため、新しい改札口とアクセスルートの施行協定を2022年6月に締結。12月には増設ホームが完成し、引き続き新改札口・アクセスルートの工事が進められていた。

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