台湾でJR九州「流れ星新幹線」再現 淡海ライトレール3周年イベント、映像生配信も



台湾の新北大衆捷運が運営する淡海軽軌(淡海ライトレール)で1月15日から、開業3周年の記念イベントが実施される。日本のJR九州と提携し、「流れ星ライトレール」の特別運転が行われる。

淡海ライトレールで運転される「流れ星ライトレール」のイメージ。【画像:新北大衆捷運】

運転区間は紅樹林~淡水漁人碼頭間で、運転時間は約23分間。5両編成1本を使用する。車両の窓から光や音の演出を行うなどして、JR九州が昨年2021年3月に運転した「流れ星新幹線」を再現。イベントを盛り上げる。

イベント会場は行政中心駅の駅前広場に設ける。運転日は1月15・16日の2日間。出発式は1月15日のみ行う。新北大衆捷運はドローンを活用し、淡海ライトレールのフェイスブックやユーチューブで特別運転の様子を生配信する計画。配信時刻(日本時間)は1月15日が19時30分、1月16日は20時からの予定だ。

淡海ライトレールは台北市に隣接する新北市を中心としたエリアで計画された路面電車タイプの軽量軌道交通(LRT)。緑山線・三芝延伸線・藍海線・八里延伸線の4路線が計画され、このうち緑山線の紅樹林駅とカン頂駅(カンは山+土+欠)を結ぶ約7.3kmの区間が3年以上前の2018年12月に開業した。2020年11月には藍海線の一部(緑山線の浜海沙崙駅と淡水漁人碼頭駅を結ぶ区間)も開業した。

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