京葉臨海鉄道の「DD200形」も完成 電気式ディーゼル機関車、老朽機を更新へ



京葉臨海鉄道向けのDD200形。車両番号は「DD200-801」になる。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

京葉臨海鉄道(千葉県)に導入される新型車両「DD200形ディーゼル機関車」1両が、このほど完成した。車両番号は「DD200-801」。

川崎重工業の兵庫工場(神戸市)で製造され、6月8日にJR貨物の機関車にけん引されて同工場を出発した。JR東海道本線などを走り、本日6月9日の夕方には、JR線と京葉臨海鉄道の線路が接続している蘇我駅(千葉市)に到着するとみられる。

JR貨物のEF210形電気機関車(EF210-111)にけん引されて蘇我駅を目指すDD200-801。写真の新鶴見信号場で電気機関車をEF65形からEF210-111に付け替えた。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
EF210-111とDD200-801のあいだに連結された車掌車のヨ8000形(ヨ8902)。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

京葉臨海鉄道向けのDD200-801。外観上はJR貨物のDD200形と大きな差はない。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

DD200形はJR貨物が開発した新型の電気式ディーゼル機関車。これまでに10両以上がJR貨物の機関車として製造されているが、今年2021年6月3日に水島臨海鉄道(岡山県)がDD200形の導入を明らかにし、すでに現地搬入されて試運転に入っている。車両番号は「DD200-601」。

JR貨物のDD200形(試作機の901号機)。【撮影:草町義和】

京葉臨海鉄道は千葉港を中心とした京葉工業地域を通る貨物線を運営する第三セクター。昨年2020年、老朽化した機関車の更新を目的にDD200形を発注し、今年2021年5月に完成する予定であることを明らかにしていた。

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