京葉臨海鉄道(千葉県)に導入される新型車両「DD200形ディーゼル機関車」1両が、このほど完成した。車両番号は「DD200-801」。
川崎重工業の兵庫工場(神戸市)で製造され、6月8日にJR貨物の機関車にけん引されて同工場を出発した。JR東海道本線などを走り、本日6月9日の夕方には、JR線と京葉臨海鉄道の線路が接続している蘇我駅(千葉市)に到着するとみられる。
DD200形はJR貨物が開発した新型の電気式ディーゼル機関車。これまでに10両以上がJR貨物の機関車として製造されているが、今年2021年6月3日に水島臨海鉄道(岡山県)がDD200形の導入を明らかにし、すでに現地搬入されて試運転に入っている。車両番号は「DD200-601」。
京葉臨海鉄道は千葉港を中心とした京葉工業地域を通る貨物線を運営する第三セクター。昨年2020年、老朽化した機関車の更新を目的にDD200形を発注し、今年2021年5月に完成する予定であることを明らかにしていた。
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