日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」開業 「THライナー」運転開始、出発式なし



東京地下鉄(東京メトロ)は6月6日、日比谷線の神谷町~霞ケ関間に新設した虎ノ門ヒルズ駅(東京都港区)を開業した。東京メトロ線の新駅開業は副都心線が開業した2008年6月以来12年ぶり、既存路線への新駅開業は東西線の妙典駅以来20年ぶり。

座席指定列車「THライナー」が入線する虎ノ門ヒルズ駅。【画像:東京メトロ】

虎ノ門ヒルズ駅の開業と同時に、日比谷線の乗り入れ先である東武鉄道のダイヤ改正も実施され、東武鉄道の伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と日比谷線を直通する座席指定列車「THライナー」の運行も始まった。

新型コロナウイルスの感染対策として人が密集するのを防ぐため、出発式は行われず、静かな開業初日となった。また、当日の同駅の報道公開は開業直前の公開と同様、記者クラブ所属のメディアに限定。それ以外のメディアには東京メトロが当日の写真を配布した。

虎ノ門ヒルズ駅では引き続き地下2階の改札・コンコースなどの工事が進められる。2023年の本格開業時には地下2階に改札を再配置し、周辺の再開発ビルと接続される予定だ。

虎ノ門ヒルズ駅のホームと13000系電車。【画像:東京メトロ】