新京成電鉄「ふなっしートレイン」5年ぶり運行 前回は利用者「1割増」効果も



新京成電鉄は4月13日、ラッピング列車「ふなっしートレイン」を運行すると発表した。千葉県船橋市の事実上のマスコットキャラクター「ふなっしー」の「地上降臨10周年」と、新京成線の開業75周年を記念したコラボ企画の第1弾。

2017年の「ふなっしートレイン」と「ふなっしー」。【撮影:草町義和】

京成千葉線への乗り入れに対応した8800形の6両編成1本を使用。ヘッドマークを掲出するほか、車体側面を「ふなっしー」のイラストで装飾する。運行期間は4月21日から12月末頃の予定。運行時刻は日によって変わり、運用の都合で運行しない日もある。運行予定時刻は前日の17時頃から、新京成電鉄のウェブサイトで公表される。

新京成電鉄は今後、スタンプラリーなどのイベントやオリジナルグッズの販売なども予定している。

「ふなっしートレイン」のヘッドマーク。2017年のデザインとは異なる。【画像:新京成電鉄】

「ふなっしー」は船橋市の特産であるナシをモチーフにしたキャラクター。2012年から本格的に活動を開始した。2017年には5周年を記念し、新京成電鉄が「ふなっしートレイン」を運行するなどのコラボ企画を実施。今回の運行は5年ぶりになる。

2017年に運行された8800系「ふなっしートレイン」。今回も8800系を使用する。【撮影:草町義和】
「ふなっしートレイン」と「ふなっしー」(2017年)。【撮影:草町義和】

新京成電鉄によると、2017年のコラボ企画では記念切符「ふなっしートレイン運行記念乗車券」(5000部)が1週間で完売。装飾を実施した三咲駅では1カ月間の利用者数が1割ほど増えたという。

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