JR九州は11月15日、日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン、福岡県・大分県)で11月28日から「燃料電池バス」(FCバス)の実証運行を始めると発表した。地域交通への水素を活用したFCモビリティ導入の実現を目指す。
初日の11月28日は添田9時40分発の日田行きから運行を開始する予定。その後は毎週火・木・日曜日に運行する。ダイヤは次の2パターンあり、火・木曜日はAダイヤ、日曜日はBダイヤで運行される。
●Aダイヤ
添田9時40分発→日田11時13分着
日田12時49分発→添田14時26分着
●Bダイヤ
添田12時50分発→日田14時23分着
日田15時15分発→添田16時47分着
車両はトヨタ自動車製のFC小型バス1台を使用。立席を含む定員は20人だが、JR九州はFCバスの乗り心地を体験してもらうためとして、各便とも座席定員の14人まで案内する。満員の場合は同じ時刻で運行する続行便や、あとの便に案内する場合があるとしている。
実証運行期間は2025年春までの予定。今年2023年の最終運行日は12月17日の予定だ。2024年1月以降の運行日は別途、BRTひこぼしラインのウェブサイトで案内する。
JR九州と福岡県、次世代自動車の開発会社「Commercial Japan Partnership Technologies(CJPT)」の3者は2023年2月、BRTひこぼしラインでFCバスの実証運行を行うことで合意していた。FCバスは水素と酸素を化学反応させて発電した電気を使い、二酸化炭素(CO2)を排出せずに走る。
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