東北・上越の荷物輸送「新幹線レールゴー」後継サービス10月から 輸送列車を拡大



JR東日本の新幹線。【画像:kiss x7/写真AC】

JR東日本と同社グループのJR東日本物流は9月28日、「新幹線レールゴー・サービス」の後継となる新しい荷物輸送サービスの概要を発表した。9月30日限りで「レールゴー」が終了し、10月1日から新しい荷物輸送サービスに移行する。

新しい荷物輸送サービスはJR東日本物流がサービス主体となって行われる。輸送区間は東北新幹線の東京~仙台間と上越新幹線の東京~新潟間。荷物輸送を取り扱う列車の本数は東京~仙台間が上下各12本、東京~新潟間は下り12本・上り11本になる。

価格は荷物1個あたり1010円~4450円。サイズは5種類あり、1号(35×25×4.5cmと3kgのいずれか大きいほう)が1010円、5号(52×38×27cmと30kgのいずれか大きいほう)は4450円だ。

荷物の取扱駅(営業時間)は東京駅(5時30分~23時)と仙台駅(6時30分~20時)、新潟駅(7時10分~22時10分)。いずれも「お荷物サービスカウンター」で発送と受取を受け付けるが、東京駅ではグランスタ東京地下北口改札内の「BAGGAGE STORAGE +」(9時30分~20時)でも発送のみ受け付ける。

JR東日本とJR東日本物流によると、新しい荷物輸送サービスは荷物1個から列車出発の30分前まで受け付けるという「レールゴー」の手軽さを受け継ぎつつ、利用可能な列車本数を拡大。「事前の打ち合わせによらず、すぐに荷物を運んでほしい」という客のニーズに応えるとしている。

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