渋谷駅「新しい新南改札」2024年7月から 現在の新南口からのアクセスどう変わる



JR東日本は4月23日、渋谷駅(東京都渋谷区)の線路上で工事中の新駅舎について、7月21日から一部使用開始すると発表した。現在の新南改札が新駅舎に移転する。

現在の新南改札がある渋谷駅の新南口。【撮影:草町義和】

今回使用開始するのは、3階の新しい新南改札と改札内コンコース、山手線・埼京線ホームにつながるエスカレーター、埼京線ホームにつながるエレベーターと階段、トイレ、駅施設。新しい新南改札と渋谷ストリーム・渋谷サクラステージを結ぶ通路も一部使用開始する。

2024年7月21日からの使用開始エリア。【画像:JR東日本】

新駅舎と新しい新南改札は7月21日の始発から使用開始。現在の新南口にある新南改札は7月20日深夜(7月21日0時30分)を持って閉鎖されるが、現在の新南口から山手線の線路の西側に抜ける通路を経由して渋谷サクラステージや新駅舎方面に行けるルートが確保されており、始発から終発まで通行できる。

新駅舎の位置。【画像:JR東日本】

現在の新南改札は駅のホームから遠く、改札と直接つながっているのは埼京線ホームのみ。新しい新南改札は山手線・埼京線の両ホーム上に位置し、埼京線ホームに加え山手線ホームにも直接アクセスできるようになる。

新駅舎は国道246号・首都高速3号渋谷線の南寄り。鉄骨造り6階建てで延床面積は5300平方mになる。1・2階にホーム・荷さばきスペース、3階に駅設備とオフィスエントランス、店舗が設けられ、4~6階はJR東日本ビルディングが運営する賃貸オフィス(約3000平方m)になる。

全面開業時の新駅舎のイメージ。【画像:JR東日本】
新駅舎と渋谷ストリーム・渋谷サクラステージを結ぶ通路のイメージ。【画像:JR東日本】

新駅舎の全面開業は2026年度の予定。JR東日本はコンコースと上部オフィスフロアの整備を引き続き進めるとしている。

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