渋谷駅の改良工事「最後の線路切替」11月に 山手線が2日間運休



JR東日本は渋谷駅(東京都渋谷区)の改良計画による線路切替工事を11月17日深夜から20日早朝にかけ実施する。所要時間は約52時間。これに伴い11月18・19日の2日間、山手線の列車を一部の区間で運休する。線路切替工事は5回目で、これが最後になる。

内回りと外回りのホームが一体化する前の渋谷駅山手線ホーム。【撮影:草町義和】

11月18日は外回りの大崎→渋谷→新宿→池袋を終日運休。池袋→東京→大崎は運行するが日中の本数を通常の約3~4割に減らし、約10分間隔で運行する。内回りは全線運行するが、池袋→新宿→渋谷→大崎は日中の本数が通常の約7割になり、約5分間隔で運行する。

11月19日は内回りの池袋→新宿→渋谷→大崎が終日運休に。大崎→東京→池袋は日中が約10分間隔(通常本数の約3~4割)の運行になる。外回りは日中、大崎→渋谷→新宿→池袋の運行本数が通常の約7割になり、運行間隔は約5分となる。

このほか、11月18・19日ともに京浜東北線・根岸線は快速運転を中止して終日各駅停車で運転。埼京線・りんかい線は新木場~大崎~赤羽で増発し、相鉄線直通は新宿~池袋を延長して運転する。湘南新宿ラインは通常運転だ。

振替輸送は東京メトロと都営地下鉄、東京臨海高速鉄道りんかい線、西武鉄道(多摩川線を除く)、東急電鉄(一部)、京急電鉄(一部)で実施する。

11月18・19日の山手線などの運転計画。【画像:JR東日本】

渋谷駅の改良工事は同駅周辺の再開発の一環として2015年に着手。2018年5月から2020年1月にかけ4回の線路切替が実施され、駅の南外れにあった埼京線ホームを山手線ホームの脇に移転する並列化と、山手線ホームを2面2線から1面2線に一体化する工事が行われた。

これまでの線路切替工事と今回の切替工事の概要。【画像:JR東日本】

ホーム下の東西自由通路は改良工事前、場所によって床の高さが異なり最大で14%の勾配があったほか、天井の高さも最低で2.1mと低かった。今回の線路切替で山手線の線路・ホームの高さを最大20cm上げることにより、東西自由通路の改良工事に本格着手。床の高さを一定にするとともに天井の高さも2.6m以上確保する。

今回の線路切替工事では山手線の高さを変更してホーム下の東西自由通路の高さを確保する。【画像:JR東日本】

JR東日本は今後、駅のコンコースの拡充や共同開発ビルの工事を本格化するとしている。

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