東海道本線の安城駅付近「立体化」愛知県が調査に着手へ



愛知県はJR東海道本線の安城駅付近(安城市)について連続立体交差事業(連立事業)の調査を行う方針を決めた。線路の立体化による踏切の解消を図る。

東海道本線の安城駅。【画像:HiC/写真AC】

愛知県は現在、名鉄線の知立駅付近とJR武豊線の半田駅付近で線路を高架化して踏切を解消する連立事業を実施している。

愛知県の大村秀章知事は9月26日に開かれた県議会で、知立駅付近と半田駅付近の連立事業について「着実に進捗を図っていく」と答弁。さらに「西三河地域の主要な鉄道駅であるJR安城駅付近でも、来年度(2026年度)から新たに連立事業の調査に着手してまいりたい」と述べた。想定される事業区間や高架化・地下化といった立体化の方式などについての考えは明らかにしなかった。

安城駅の位置。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

安城駅は東海道本線・西岡崎~三河安城にある駅。地上に線路とホームを設けているが、駅舎は橋上駅だ。安城市では名鉄線の新安城駅付近でも連立事業の構想が浮上しており、同市が検討を進めている。

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