静岡鉄道「値上げ」認可、4月1日から 通学定期は据え置き



国土交通省の中部運輸局は1月10日、静岡鉄道が申請していた鉄道事業(静岡清水線)の旅客運賃上限変更を認可したと発表した。これを受け静岡鉄道は4月1日に運賃を値上げする。

静岡鉄道の列車。【撮影:草町義和】

普通旅客運賃は各距離で一律20円の値上げ。初乗り運賃(2kmまで)は現在140円ところ160円に。新静岡~新清水の11.0kmは現在の330円から350円に値上げされる。定期旅客運賃は通勤定期の大人1カ月の場合、2kmまでが1060円値上げの5760円に。10.1~11.0kmは2030円値上げの1万4700円になる。通学定期は現行運賃を据え置く。

静岡鉄道は利用者の減少や設備維持費用の増加などを受け、昨年2022年10月に上限運賃の変更認可を申請していた。同社は今回認可された上限運賃と同額の実施運賃を設定し、今年2023年4月1日に運賃を改定する予定だ。

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