埼京線の十条駅付近を高架化、踏切6カ所解消 都市計画事業認可、2030年度完了目指す



東京都建設局は3月3日、JR東日本が運営する赤羽線(埼京線)の十条駅付近の連続立体交差事業について、国土交通省から都市計画の事業認可を受けたと発表した。

埼京線の十条駅付近にある十条道踏切。【画像:東京都・北区・JR東日本】

この事業は、十条駅とその前後の線路を高架化するもの。2017年11月に都市計画が決定し、事業着手に向けた手続きが進められていた。

施行箇所は十条駅を含む北区十条台一丁目から中十条四丁目間の1450mで、十条駅は相対式ホーム2面2線の高架ホームになる。認可上の事業期間は2019~2030年度で、事業費は375億円。

建設局によると、高架化により十条駅南寄りの十条道踏切など6カ所の踏切がなくなり、踏切遮断による交通渋滞や踏切事故が解消されるとしている。

十条駅付近の平面図(上)と縦断面図(下)。【画像:東京都・北区・JR東日本】
高架橋の横断面図。【画像:東京都・北区・JR東日本】