山陰本線で昼間集中工事、益田~小串間に拡大 背景に「労働力人口の減少」



JR西日本は10月から2020年2月にかけての昼間、山陰本線の益田~小串間で列車の運休を伴う集中工事を3日間連続で行う。

益田~東萩間は、2019年11月6~8日と12月24~26日、2020年2月3~5日のそれぞれ3日間、集中工事を実施。東萩~長門市間の集中工事は2019年10月23~25日と12月17~19日、2020年2月12~14日に行われる。長門市~小串間は2019年10月29~31日、12月10~12日、2020年2月18~20日。いずれも昼間の列車が運休。バスや大型タクシーによる代行輸送が行われる。

集中工事では、コンクリート製の枕木への交換やバラストの交換、大型保線機械を使った軌道の整備、獣害防止柵の設置などが行われる。

こうした工事は列車が運転されていない深夜や未明に行われることが多い。JR西日本は「労働力人口の減少に伴い線路保守作業員の確保が困難となりつつある」として、2019年5月に山陰本線の長門市~小串間で昼間に集中工事を実施。10月からは対象区間を拡大することにした。

《関連記事》
JR西日本の七尾線に新しい電車 車載型IC改札機を搭載した521系を導入
JR「秋の乗り放題パス」消費税アップで値上げ